はじめに
Steamで購入できるTerraforming Marsは、基本的に日本語でのプレイができません。
suraimuman様が公開されている日本語化手順では、Unity AutoTranslatorのパッチインストーラーを使用した、都度パッチ当てを行って起動する手法に基づくもので、専用のショートカットを使用せずにSteamなどから直接起動した場合にvanillaの状態で起動してしまいます。
私個人的には、どのような起動方法でも必ず日本語化して起動してほしい。
というわけで、MODとして利用するために
・BepInEx
・AutoTranslator-BepInEx
・suraimuman様製日本語化プロファイル?の導入
という形で導入することにします。
必要なもの
■ BepInEx(MODフレームワーク)
https://github.com/bepinex/bepinex/releases
例:BepInEx_win_x64_5.4.23.4.zip
■ XUnity.AutoTranslator-BepInEx(翻訳プラグイン)
■ 日本語化ファイル(辞書と言語設定)
https://note.com/suraimuman1/n/n47d80bbb4fe4
↑ 記事内リンクからダウンロード
セットアップ
① BepInEx をゲームフォルダへ展開Terraforming Mars のインストールフォルダ直下に BepInEx を丸ごと配置します。
例:
SteamLibrary/steamapps/common/Terraforming Mars/
└─ BepInEx/
└─ doorstop_config.ini
└─ winhttp.dll

② 起動テスト(BepInExが動いているか確認)
Terraforming Mars を一度起動し、
以下のファイルができていればOK。BepInEx/LogOutput.log が生成されている

③ XUnity.AutoTranslator-BepInEx を導入
ダウンロードした ZIP からBepInEx フォルダをゲームフォルダに上書きコピー。
Terraforming Mars/ └─ BepInEx/ ├─ core/ ├─ plugins/ └─ etc…

④ 再度起動テスト(翻訳プラグインが動作しているか)
起動後、BepInEx/LogOutput.log に以下の行があればOK:
[Info :XUnity.AutoTranslator] Loaded XUnity.AutoTranslator into Unity
[Info : BepInEx] Loading [XUnity Resource Redirector 2.1.0]
同時に以下が自動生成されます:BepInEx/config/AutoTranslatorConfig.iniBepInEx/Translation/

日本語化ファイルを配置する
■ 1. フォントファイル(notosansjp-regular sdf)を配置
日本語表示のため、Terraforming Mars フォルダ直下へ置きます。

■ 2. Config.ini を上書き(最重要)
日本語化 ZIP 内の:
AutoTranslator/Config.ini
を以下にコピーしリネーム:
BepInEx/config/AutoTranslatorConfig.ini
💡 ポイント
上書きしないと日本語化が反映されません
既にある ini は バックアップ or 削除
■ 3. 翻訳データ(Translationフォルダ)をコピー
ZIP 内の:
AutoTranslator/Translation/
を BepInEx フォルダへコピー。

正しい結果:
BepInEx/Translation/
├─ en/
└─ jp/
❌ BepInEx/Translation/Translation/jp のように
フォルダが二重になるパターンが本当に多いので注意!
ここまでやったらゲームを起動します。問題なく日本語化されていたら作業完了です。

❗ よくある詰まりポイント(Q&A)
Q1. 日本語化されない
→ フォルダ構造が間違っている可能性が高い
特に Translation/jp の階層に注意。
Q2. フォントが四角(□)になる
→ フォントファイルが直下に置かれていない。
Q3. ini の上書きを忘れていた
→ 日本語化プロファイルの ini が必須。